自虐でも自尊でもなく日本を見つめる
Webマガジン
小林よしのりライジングVol.337
配信です!!
今週号のタイトルは
「小悪に挑む小物の野党という構図」
第二次政権発足当初から一貫して安倍政権を批判してきたライジングだが、安倍政権さえ倒れれば、どんな形であってもいいとはいえない。
いくらなんでも、「桜を見る会」の件で政権が倒れてしまっては、それはそれで日本のためによくないことがある。
しかし、なぜ安倍政権は憲政史上最長の政権となり得たのか?
野党が政権の受け皿になり得なかったからだという分析はよく言われる。
それは間違ってはいないのだが、この事実が意味する問題の深刻さを、みんな軽く考えすぎてはいないだろうか?
そもそも安倍晋三自体が、非常にちっぽけな悪しかしておらず、そんな小物宰相にも勝てないほど野党がちっぽけすぎるのである!
この惨憺たる状況こそが、日本の危機である!
泉美木蘭の「トンデモ見聞録」は
「ディズニーの描いた王女像、女王像の変貌」
ディズニーの最新作『アナと雪の女王2』が公開中だ。
前作『アナ雪』は、従来のディズニー映画の女性像に一大革命をもたらしたとして世界に衝撃を与えた。
そこで今回は、ディズニーが長編第一作『白雪姫』で確立し、長らく踏襲してきた女性像はどのようにして形作られ、受け継がれ、それがどう変化したのかを分析する!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…在任期間が憲政史上最長記録を更新した政権が、たかが「桜を見る会」で倒れたりしたら、本当に笑い話である。安倍政権自体を擁護したいわけではないが、こんなちっぽけなことで政権が崩壊するような事態が起きたら、それは日本のためにはよくないのではないかと懸念する。それはなぜか?安倍政権が憲政史上最長記録した真の理由と、日本が世界で生き残るために必要なことを徹底的に考えよう。
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…世界初のフルカラー長編アニメーション映画は、1937年に公開されたウォルト・ディズニー制作『白雪姫』である。「白馬に乗った王子様を待つ、可哀想でいたいけなお姫さま」「私情に囚われた恐ろしくて冷酷な女王」…それがディズニーが長年描いてきた女性像である。ところがそんなイメージをすっかり覆したのが『アナと雪の女王』だ。果たして、ディズニーが描く女性像の変遷から何が読み取れるのだろうか?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!
庶民は実感できるレベルの小悪の方が怒りを抱きやすい?
皇室典範の変更について天皇陛下はじめ皇族の方々が意見を言うことはできないの?
若くして亡くなった役者で老いた先の演技を見たかったと思うのは誰?
ニューヨークのレストランでフォアグラの提供が禁止になることをどう思う?
外国人労働者を雇おうとしている父をどう説得すれば良い?
茶魔のほっぺが赤まるなのは何故?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第350回
「小悪に挑む小物の野党という構図」
2. しゃべらせてクリ!・第294回
「柿野くんの心はいくらで買えるとでしゅか~?の巻【後編】」
3. 泉美木蘭の「トンデモ見聞録」・第147回
「ディズニーの描いた王女像、女王像の変貌」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記